和食レストラン

日本人の嗜好にマッチした味

これまで、和食を専門に取り扱うレストランは「料亭」としてのイメージが強く、気軽にいつでも入れる食事処というような感じではありませんでした。

和食

ですが食の多様化が進んだこともあり、それまでの業態とは全く違ったアプローチで和食を提供するというレストランも現在では数多く登場してきています。

和食はもともと日本人的な嗜好にマッチしたものであり、健康志向が強くなってくるにつれて毎日食べる料理として好ましい料理として扱われています。

そこで一般的なファミリーレストランとは一線を画すように、手頃な料金で家庭料理に近い味付けのおいしい和食メニューを出す食堂が全国的に開始されるようになってきました。

日本料理の種類

「日本料理」といっても種類はさまざまあります。

本膳料理・精進料理・懐石料理・会席料理といった伝統的な御膳で出される料理を中心とし、加えてすき焼き・天ぷら・うなぎ料理・郷土料理・牛丼・とんかつといった日本発祥の料理を取り扱うものも全て「日本料理」として政府総務省ではまとめています。

反対に和食としてはお馴染みの寿司やお蕎麦は日本料理とは吸込し違ったジャンルとしてそれぞれ「寿司店」「蕎麦屋」として分類をされることになっています。

最初に高級感のある日本料理店が減って一般大衆向けの食堂的日本料理店が増えてきたと書きましたが、それはお店そのもののコンセプトが違うという場合もあれば、お店はそのままで営業方法を変更したというケースとに分かれます。

例えば、それまでは夕方から営業をして一食1万円クラスの料理を提供してきた料亭が、昼のランチタイムに1~2千円くらいの手頃なランチを提供するようになっているといった例です。

また最近急激に増えている「中食」対策として、それまで店舗販売のみで営業をしてきたお店がデパ地下に進出しておかずなどを単品で売るようにするといった方法に対応をしはじめています。

しかし他の料理ジャンルに比べて日本料理は比較的安定的な経営ができているということが特徴になっています。
ここしばらくの不況の影響で外食店そのものは減少傾向にはありますが、日本料理を取り扱う料亭は横ばいをしており、やはり日本人にとって日本料理店は欠かすことのできない料理ジャンルであることを示しています。

和食ファストフードとは

今最も延びていると言ってもよい和食ジャンルはいわゆる「和食ファストフード」と呼ばれるもので、牛丼を中心とした丼ものをその場で手軽に食べることができるようにしたお店です。

持ち帰りも簡単にできるので、外食店としても内食用のお店としてもどちらにも機能できるというのが一般ユーザーからとても受けているということでしょう。

和食ファストフードのパイオニアと呼ばるのは吉野家の牛丼ですが、それに続くようにすき家や松屋、なか卯、などが同様の営業方法で店舗を増やしてきました。

それぞれのお店は独自のメニュー展開をしており、季節ごとに限定メニューを出したり、女性や子供にも食べやすいようにヘルシーさに気を配ったりといった工夫が見られます。

競合他社が増えたこともあり、今後もますます厳しい価格競争などが繰り広げられていくことが予想されています。