食品衛生監視員

食の安全を守る役割

世界各国からみると、日本は食に対して食品衛生法などの法律で厳しい制限を設けています。
安心して食べられる食品ばかりであることが誇るべき所ですが、ずっと日本で暮らしていると慣れっこになってしまって日本は幸せな国であることを忘れてしまいがちになるものです。

日本の食の安全性が守られているのは、食品衛生監視員の働きによるものだといえます。
食品衛生法などの法律に従い、厳しい目で様々な食品の安全性を確認するのが主な仕事です。
国や保健所がある自治体に必ず食品衛生監視員がいなければいけない決まりになっています。

主な仕事としては、検疫所では輸入された食品の監視や検疫、検査などを実施しています。
保健所では既に飲食店として営業している店の監視や指導を実施したり、食中毒が発生した場合には調査を実施しています。
新たに飲食店を開きたいという場合には許可を出すための調査も行っています。

食品衛生監視員に必要な適性

食の安全を守るために活躍する食品衛生監視員は、自分が食の安全を守っているのだという意識を強く持ち正義感に溢れていることが大切です。
少しでも気を抜いたり、甘い顔をすると食の安全が守られなくなって結果的に苦しむ人が生じる可能性もあるのです。
食の安全を守っているという責任を重く見て真剣に仕事に取り組むことが必要です。

不特定多数の人に役立つ仕事になることから、社会貢献に繋がる仕事であることを意識することも大切です。
自分の努力が必ず多くの人の幸せに繋がっていると前向きに考えるようにして、公平性を持って仕事に従事しなければいけません。

更に、人と積極的に接することが苦にならないことも必要です。
事務的な仕事が多いと思われがちですが、人と接する機会が多くて専門的な説明が必要になる場合もあります。
どんな人が相手でも丁寧に話をして苦痛を感じないことが条件になります。

食品衛生監視員になる方法

食品衛生監視員は職場が検疫所の場合は国家公務員、各自治体の保健所の場合は地方公共団体として勤務します。
そのため、いずれかの職場に採用されるのが前提になりますが、その前に取得しなければいけないのが食品衛生監視員の資格です。

食品衛生監視員は任用資格で、必要な条件を満たしていなければいけません。
一般的なルートとしては食品衛生監視員の養成施設で所定の課程を修了していることですが、医師や薬剤師などの資格がある人、畜産学や水産学などの課程がある大学を卒業している人、栄養士資格があり実務経験がある人などが対象になります。
任用資格を得てから採用試験を受験して採用が決まってからようやく食品衛生監視員として仕事に従事できるようになります。